子供の習い事にそろばんか公文か迷っているよ。
私は悩んだ結果、そろばんを習わせた!
そろばん?公文?どっちが良いの?
本記事では、たまに見かける【そろばんvs公文】論争を考える助けになるよう、両者のメリット・デメリットを詳しくまとめています。
初めに結論を言うと、子供に合っている方に通わせるのが正解です。
私は両方体験してみて、5歳の娘にはそろばん教室が合っていると考えたのでそろばんを始めさせました。
そろばんを選んだ・公文式を選ばなかった具体的な理由も書いているので参考にして下さいね。
そろばん教室の特徴
そろばん教室に通う事によるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
右脳が鍛えられる 資格が取れる 数字に強くなる | 週に通う回数が多い 筆算が苦手になる |
我が家がそろばん教室を選んだ理由もまとめたよ!
そろばん教室に通うメリット
そろばん教室に通うメリットは以下の3つです。
- 右脳が鍛えられる
- 資格が取れる
- 数字に強くなる
メリット①右脳が鍛えられる
そろばんは右脳が活性化される習い事として注目されています。
右脳は芸術脳と言われていて、音楽や空間、感覚や感情を司っています。
右脳を鍛えると情報処理能力や創造力が獲得できるので、STEAM教育にもつながる部分がありますね。
日本の教育は論理・数字などを取り扱う左脳に偏った教育なので、そろばんをすることで右脳と左脳をバランスよく鍛えることが出来ますよ。
メリット②資格が取れる
そろばんでは資格を取ることが出来ます。
娘が通うそろばん教室でも毎月検定試験をやっていました。
幼い内から試験に慣れたり、試験のために勉強したり合格して自己肯定感が高まったり…と良いことしかないなと感じます。
しかも珠算検定は高校や大学で推薦入学において優遇される場合があるのも嬉しいですね。
メリット③数字に強くなる
そろばんをやると数字に強くなります。
これは、他の子が遊んだりYouTubeを見ている時に1時間数字と睨めっこしているわけですから強くなって当然です。
実際に5歳の娘も同級生の子に比べてかなり数字に強いと感じています。
10桁以上の数字の足し算引き算、繰り上げ繰り下げ、100までの理解、かけ算の概念も理解していますし何より数字を書くのがとても上手い。
…半分親バカが入っていますが、数字と触れ合う時間が必然的に多くなるのでそろばんを始めればどの子もみんな数字に強くなって苦手意識がなくなりますよ。
そろばん教室に通うデメリット
そろばん教室に通うデメリットは以下の2つです。
- 週に通う回数が多い
- 筆算が苦手になる
デメリット①週に通う回数が多い
そろばん教室は週に2回以上通うのが基本です。
我が子も週に2回通っていました。
他の習い事をしたい場合に日程の制約が出来てしまいますし、子供の体力的にしんどいと感じてしまうこともあるかもしれませんね。
また、送り迎えで親に負担がかかる場合もあります。
デメリット②筆算が苦手になる
そろばんでは筆算を使いません。
全ての問題がそろばん・頭の中で完結するので学校で筆算を習った時に混乱してしまう可能性があります。
学校の授業で筆算が始まったら親のフォローが必要になってきます。
我が家がそろばん教室を選んだ理由
子供の特技になると思ったから。
公文式などの学校でやる計算方法ではなく、そろばんという道具を使って答えを導く習い事としての側面に惹かれました。
公文式で計算が早くなってもそれは特技とはあまり言わないですが、そろばんは立派な特技になります。
特技があると自信にも繋がりますし、就学前に数字に強くなっていることで更に自己肯定感が増すなと感じました。
また、そろばんの珠を弾く動作はまさに幼児期に大事と言われている手指の器用さを鍛える運動。
手指を動かし脳を刺激して発達を促せるのも良いなと感じたポイントです。
- 子供の特技を作れる
- 就学前の算数のアドバンテージ
- 手指の運動
以上3点がそろばん教室に決めた理由です。
ちなみに、車で5分圏内にそろばん教室があった事も大きな決め手です。
近くにそろばん教室がなかったとしても最近のそろばん教室の主流はオンラインだそうなので、そちらについても記事をまとめています。
▼オンラインそろばん教室のまとめ
公文式の特徴
公文式に通うことによるメリット・デメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
先取り学習が出来る 計算以外も学べる 学習の習慣が身につく | 同じことの繰り返しが多い 勉強しない内容もある |
我が家が公文を選ばなかった理由もシェアします。
公文式に通うメリット
公文式に通うメリットは以下の3点です。
- 先取り学習ができる
- 計算以外も学べる
- 学習の習慣が身につく
メリット①先取り学習が出来る
公文式で小学生なのに高校数学!などの謳い文句を聞いたことがある人も多いはず。
年齢や学年に捉われない無学年方式なので、子供の興味と理解に応じて学校の授業よりもかなり進んだ単元を勉強(=先取り学習)することが出来ます。
いわば授業の予習になっているので、学校の成績も良くなる効果が期待されます。
メリット②計算以外も学べる
公文式では、そろばん教室と違って他の教科も勉強できます。
(公文で学べるのは算数/数学・国語・英語です。)
算数だけではなく国語も一緒に勉強させたいならそろばんではなく公文式が良いでしょう。
メリット③学習の習慣が身につく
公文式の理念は「自学自習」。
つまり、与えられた課題・プリントの答えを自分で考え自分で解いていくスタイルを採用しています。
学校のような一斉授業ではないので、全て自分のペースで学習することが出来ます。
集中して自分で解いてくスタイルは家庭学習と相性がよく、家での学習習慣も身に付きやすいです。
公文式に通うデメリット
公文式に通うデメリットは以下の2つです。
- 同じことの繰り返しが多い
- 勉強しない内容がある
デメリット①同じことの繰り返しが多い
公文式は繰り返し同じ問題を解くことを大事にしています。
特に幼児期は同じことを繰り返すことで初めて知識として定着するので、とても理にかなった学習法です。
しかし、同じことの繰り返しを子供が楽しいと思うかどうかは別です。
何度も繰り返す同じ問題に嫌気がさして辞めてしまう子も少なくありません。
デメリット②勉強しない内容がある
公文式は繰り返しの自学自習を基本方針としているので、計算問題との相性はバッチリ。
公文式の算数プリントのほとんどは計算問題とも言われています。
しかし、算数は計算問題だけ出来れば良いわけではありませんよね。
文章問題・時間・単位・面積・速さなど…実はこれら、公文式の算数プリントでは取り扱っていません。
そろばんは計算だけに特化しているという認識があると思いますが、公文式ではこれらの単元をやらないと言う事は知らない人が多いと思います。
まさに私もそうでした。
計算能力だけじゃなくて総合的に算数を伸ばしたいから公文式を選んだのに…
なんていう事にならないために、ここの部分はしっかり理解しておきましょう。
我が家が公文式を選ばなかった理由
これ、家でやってる事と同じだなーと思ってしまったから。
先生に教えられて数字の書き方が上手になった等のメリットはあるのですが、結局やっていることはひたすたプリントを解くのみ。
みんなが同じ場所に集まって集中して問題に取り組むことで集中力がつくというメリットが挙げられなくもないですが、やはり家庭での学習との違いをあまり感じなかったのです。
小学生になってからだとまた印象が変わったのかもしれませんが、5歳年中の娘と体験してみて思った正直な感想は「新しい学びが1つもないな」と言うこと。
娘もあまり乗り気にならず、「やってもやらなくてもどっちでも良い」と言う感じだったので迷わずそろばん教室を選びました。
そろばんと公文式の併用?
そろばんと公文式の併用はやめた方がいいです。
その理由は単純で、スケジュール的に厳しいからです。
大抵、そろばん教室も公文式も週に2回以上通うのが基本。
幼児の平日5日の夕方のうち、4回を同じお勉強ジャンル(しかも両方計算能力に特化)のそろばんと公文式に使うのはもったいないです。
お友達と遊んだり、芸術系や運動系の他の習い事をした方が有意義なアフタースクールになるでしょう。
▼ちなみに年中の長女の習い事はこんな感じでした。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
そろばん | フラダンス | フリー | 新体操 | そろばん |
そろばんとくもんどっち?まとめ
そろばんと公文式はその家庭によって合う・合わないが違います。
我が家はそろばん教室を選びましたが、あなたの条件と希望に合うのは公文式かもしれません。
判断の助けになるようにそれぞれの特徴をまとめたので参考にして下さい。
そろばん教室が合う人 | 公文式が合う人 |
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①右脳を鍛えて集中力・記憶力を上げたい。 ②数字に強くしたい。 ③特技を身につけさせたい。 | ①毎日の学習習慣を付けたい。 ②先取り学習をしたい。 ③算数以外の科目も習いたい。 |
そろばんも公文式も、どちらにもメリットとデメリットがあるので我が子に合うのはどちらなのか、よく検討してみて下さい。
そろばん教室が近くにない場合、オンラインそろばん教室