
トイトレの進め方とかはじめ方とか、全部分かんない!

長女のたらちゃんに試してみた「いきなりパンツ」作戦を紹介するね!
本記事では、上記について深掘りしていきます。
- トイトレはいつから?
- トイトレの進め方
- 「いきなりパンツ作戦」のやり方と体験談
- 「いきなりパンツ」でトイトレが3日で終わる?
- トイトレに必要なもの
長女たらちゃんは2歳半の夏にトイトレをはじめて一度中断するも、2歳10ヶ月で昼間のオムツはほぼ卒業しました!

幼稚園のプレ登園時とうんちをする時はオムツなので、“ほぼ卒業”にしているよ。
トイトレは大変ですが、外出時におむつを持ち歩かなくて良くなるのはとても楽です。
この記事を読めば、トイトレのリアルな進め方が分かって、今後の我が子とのトイトレのイメージが湧くと思います。
トイトレはいつから始めればいいの?

トイトレを始めるための条件としてよく言われているのは以下の3点。
- ひとりで歩ける
- 言葉の理解が進んでいる
- おしっこの間隔が2時間くらいあいてきた
熱心なママだと、この条件が揃う1歳半頃〜始めるというケースもあるみたいです。でも、始める時期として一番多いのは2歳になってからという印象。

特に、洗濯物がすぐに乾くしパンツ一丁にしていても寒くない夏だからということではじめるママが周りには多いかも!
なので、平均して2歳の春〜夏にスタートするのがひとつの目安かなと思います。
ただし、2歳の内にスタートしてもすぐにおむつが取れる子の方が珍しいです。2歳の春夏にスタートしてみて「まだ早いかも」とママが感じたらすぐに中断してしまってOKです。
たらちゃんは③の条件(おしっこの間隔)はまだクリアできていなかったけれど、2歳半ということでとりあえず夏に始めてみました。

ちなみにその時私は産後2ヶ月。大変だった。笑
更に言うと、あくまで2歳の夏というのは「はじめる年齢であって完了する年齢ではない」ということを覚悟してください。もちろん個人差はありますが、1年ほど付き合うことになると思います。
トイトレの進め方は?

トイトレの進め方についてご紹介していきます。
トイトレを本格的にはじめる前にやっておきたい事
- 濡れたおむつはすぐに取り替える
- パパママのトイレ姿を見せる
- 絵本などでイメトレ
ひとつずつ説明していきます。
濡れたおむつを取り替える
おむつがいつも濡れていてはおしっこの出る感覚が分かりにくくなります。

おむつ替え時、おしっこ出たね♪などと声かけして、おしっこを意識させよう!
パパママのトイレ姿を見せる
1〜2歳の子はパパやママ、お兄ちゃんお姉ちゃんの真似が大好き!トイレに行く時もついて来がちですよね。
それを邪魔だからと追い払うのではなく、「トイレではおしっこをするんだよ」という事を教えてあげましょう。

1歳半の次女も、お姉ちゃんの真似をして補助便座に座るのが大好きです。もちろんまだ成功したことはないよ!座らせてるだけ!
絵本などでイメトレ
トイトレがテーマの絵本などを読み聞かせてスムーズにトイレとおしっこの関係を理解してもらうと楽です。
我が家では、この2冊が活躍してくれました。

おしっこの出来ない登場人物を怒ったり褒めすぎたりするのはやめた方が良いかも。プレッシャーを感じてトイレが嫌いになっちゃう恐れアリ。
絵本はあくまで楽しむものとして取り入れましょう。
トイトレの一般的な進め方
- おしっこが出そうなタイミングでトイレに誘う
- 回数を増やす
- おむつをはずしてパンツを履かせる
- 自分からおしっこを教えてくれるのを待つ
これが基本です。
けれど、こんな疑問が出てきます。

おしっこが出そうなタイミングが分からない!
我が子をよく観察しても、難しいですよね。なので、私は思い切って腹をくくりました。

よく分からん!いきなり③番からスタートだ!
これが、いわゆる『いきなりパンツ作戦』です。
「いきなりパンツ作戦」をたらちゃんにしてみた体験談

妹いくらちゃんが生まれて2ヶ月あまり、季節は丁度夏休み。この夏休みを、たらちゃんのおむつはずしに夫婦で全力で向き合うことにしました。
この「いきなりパンツ作戦」のやり方は非常にシンプル。
とにかく漏らさせて不快感を感じさせ、トイレでおしっこをすれば気持ち悪くならないんだ!と気づいてもらう方法。

しかしなんの情報もなく突然ジャージャーお漏らしさせてしまうのも可哀想
ということで、お人形さんに手伝ってもらってトイレへの意識を植え付けることにしました。
いきなりパンツ作戦の前準備。トイレへの意識を植えつける!
絵本などから、なんとなく「おねえさんパンツ」への憧れを持っていたたらちゃん。
今日からパンツ履いてみる?と聞くととても喜んでパンツを履いてくれました。
無理強いはダメだけど、ズボンの上からでもとりあえず履かせて「素敵〜♪」などと言って持ち上げてみましょう。
お人形にミルクを飲ませるごっこ遊びをし、おもちゃのトイレやおまる、補助便座などに座らせて「おしっこ出るかな?」と子供に見せます。お水を飲むとおしっこに行きたくなる。おしっこはトイレでする。という事を理解してもらいます。
次に、お人形にお漏らしをしてもらいましょう。

子供の見ていない所で人形のパンツと床を濡らし、「あ!お漏らししてる!トイレでしなきゃいけないのに!」などと言ってお人形さんをちょっと叱ります。

①と②を何回か繰り返して、たらちゃんにおしっこを意識させた!
お人形さんは漏らしちゃったけど、たらちゃんはおトイレ平気かなぁ?などと言ってトイレに誘ってみました。

でも、全然座ってくれなかった…
このように特に変化はなかったですが、トイレというものに前より意識を向けてくれた気はします。
いきなりパンツ作戦開始!
おしっこがしたくなったらトイレに行くという事を意識してもらった後は、パンツのまま過ごさせてみます。
はじめてパンツを履かせて2時間ほどで、トイレに行きたそうな素振りを見せはじめました。
「おしっこしたいならトイレに行こうよ」と誘いますが拒否。
そして遂に、漏らしました。

なんとも申し訳なさそうな顔をしているたらちゃん。すごい落ち込んでいるかんじで、見ていて切なかった…
そんなたらちゃんに、優しく声をかけました。
- いいんだよ!大丈夫!
- 漏れちゃうと気持ち悪いね。
という事を伝え、今度お腹がムズムズしたらおトイレ行ってみようかともお話しました。
しかし現実は上手くいかず、パンツを履かせて漏らしてトイレに誘って拒否されてお漏らしの繰り返し。
1週間ほど続けても、結局一度もトイレで成功することはありませんでした。

いきなりパンツ作戦はすぐにおむつが外れるのだと思っていたけど大間違い。トイトレは性格とかの個人差が大きそう。
いきなりパンツ作戦をはじめてみて変わったこと
一度もトイレで成功しなかったものの、1週間ほど試してみて良い傾向が表れました。
それは、おしっこの間隔があくようになったこと。
今までは、おむつを替えた直後でもおむつのラインが青になってしまうほど頻尿だったたらちゃん。
けれど、トイトレを始めてからは意識が高まったのか、2時間は間隔があくようになりました。

一度もトイレで成功していなくても、トイトレを始めた意義を感じた!少しずつ成長していたんだね!
トイトレで一番辛かった時期
いきなりパンツ作戦をはじめてから3週間。
急激にトイレへの意識が高まり、自らトイレに行きたいと申し出るようになりました。
しかし、トイレに行ってもただ便座に座るだけ。
ずーっと便座に座って遊び出したり歌を歌ったり、ママ遊ぼう!とか言ってきたり。

そんなにトイレが好きになってくれて嬉しい!これはおしっこできるようになるのも時間の問題♪
なんて思っていましたが、一向に出る気配のないおしっこ。
トイトレということもあって、どんなにこちらが忙しい状況でも「トイレ!」と言われると付き合ってあげなくてはいけない事にストレスを感じ始めました。

私がトイトレで一番辛かったのがこの時期。
はじめてトイレでおしっこができた!
一番辛い期間は1ヶ月ほど続きました。
しかし、ふとした時にたらちゃんがトイレで成功したのです。
その時も「どうせトイレに行っても出ないんでしょ」とイライラしながらトイレに付き合ったのですが、ちゃんとおしっこをすることが出来ました。
この時の感動は今でも忘れられません。イライラも吹っ飛び2人でものすごく喜び合いました。
しんどくて、トイトレを一時中断しました。
一度は成功したトイレでのおしっこですが、一度出たからと言って毎回出るとは限りません。
寂しくて構って欲しい時、「トイレに行きたい」と言えば構ってもらえると味を占めている印象を受けてしまいました。
何回トイレに付き合っても出ない。遊びだす。これが続いて「もうトイレ行かなくていいから。」的な事を強い表現でたらちゃんにぶつけてしまいました。

今思うと、妹が生まれて寂しい思いをさせてしまっていた時。私自身に余裕がなくて常に優しく付き合うことが出来なかった事を後から反省…
妊娠中〜産後半年のトイトレは本当に大変だと実感。やるなら相当な覚悟が必要。
それから1ヶ月ほど、たらちゃん自身もトイレに行きたいと言うこともなくなってトイトレを完全に中断しました。
突然トイトレのやる気が出てきた
「たらちゃん、パンツが良い。」
突然こんなことを言いだしました。
おそらく、幼なじみの同級生がおねえさんパンツを履いているのを自慢してきたのがきっかけ。幼稚園のプレでもパンツの子が増えてきたようで、本人的に何か感じるものがあったみたいです。
この本人のやる気を無駄にしたくないと思い、今度こそ私も本気で付き合おうと心を入れ替えました。
すると、こちらがトイレに誘う前に自分からん!ん!と困った顔をして教えてくれるようになりました。
しかも、そうした後にトイレに連れてくとほぼ100%成功。この状態が普通になってきました。
これが、いきなりパンツ作戦を始めてから3ヶ月ほど経つ頃です。

ここからがとってもスムーズで早かった!
「ん!ん!じゃ分からないから、トイレに行きたい時はそう言ってね。」と教えると、それ以降「トイレに行きたい」と教えてくれるようになりました。
更に、自宅のトイレに限っては私にトイレに行きたいという前に1人でトイレに入り、自分でパンツをずらして補助便座をセットし、自分で用を足すようになりました。
外出先でも私と一緒なら補助便座ナシでも問題無く出来るようになり、昼間のおむつはほぼ卒業しました。(うんちはまだトイレで出来ず)
これが12月の話。いきなりパンツ作戦を8月に始めてから4ヶ月ほど経っています。
「急に外れるよ」は本当だった
先輩ママによく「おむつは、なんか急にはずれるよ」とよく言われていましたが、その意味が分かりました。
トイトレのきっかけは親が作るものですが、トイレでおしっこが出来るかどうかはその子の心のタイミングの問題だな、と思います。
「いきなりパンツ作戦」をやって良かったと思うのは、「子供にトイレへの意識を強く持ってもらえたこと」です。
おむつのままトイトレをしても、お互いズルズルと本気スイッチが入らず、もっとトレーニングが長引いていたかもしれません。
今回4ヶ月ほどでおむつが外れました。一時は永遠にこの子はおむつを卒業できないんだと悩みもしましたが、終わってみると早かったなぁという印象です。

途中、無理しないで中断したのも良い選択だった!結果無事におむつがはずれて良かった!
「いきなりパンツ」はトイトレが早く終わる?


いきなりパンツ作戦ってトイトレが早く終わるって本当?

そういう声がネット上には多いけど、ウチは結構かかったよ…
「いきなりパンツ」で1日ではずれました!
などと言う声がネット上にありますが、我が家ではパンツを履かせてから初めてトイレでおしっこが出来るようになるまでに1ヶ月ほどかかりました。
更に、「おむつがはずれたな」と感じたのはもっと先で4ヶ月後のこと。
トイトレを始める年齢や環境、その子の性格などによっておむつがはずれる時間やタイミングは全然違います。
あまり人と比べずに、のんびり進めていきましょう。
トイトレに必要なもの

トイトレを始めるにあたって、必要なものをご紹介します。
おまる
リビングで気軽にトイトレができたり、寒い冬もトイレに行かなくていいというメリットがあります。
ただし、いずれは便座でしなくてはいけないので二度手間になるなぁと思ってうちでは買いませんでした。必需品ではないです。
補助便座と踏み台
子供の小さなお尻でも穴に落ちてしまわないように、便座にひとりで座れるための補助便座です。
最悪なくてもいいものですが、トイレに行くたびにいちいち抱っこして支えてあげるのは面倒なので、あったほうが確実に便利です。

3歳3ヶ月で補助便座を卒業したよ!約1年間お世話になりました!
うちではこれを使用しています。
ハンドル部分は取り外し可能なので、慣れてきてズボンをずらすだけで出来るようになったら取って使うのがおすすめです。
また、ひとりで座れるようになるために踏み台もあるといいです。
洗面所などで使っているものでもいいし、手作りでも100均でもOK。

我が家ではもともと洗面所の踏み台として使用していたカインズで購入したものを置いているよ。
いずれも、このように子供が自分でセットできる位置にしまっておくと後々1人で行けるようになる時にスムーズです。

このように踏み台と補助便座を別々で揃えるのもアリですが、こんなものもあります。
台と便座が一体化しているもの。ばーばの家ではこれを使用しています。

このタイプは海外製のものが多く、便座とうまく合わなくて不安定になる場合もあるから注意して購入しよう。
トレーニングパンツ
もらしてしまっても多少のおしっこなら吸収してくれる、股部分が加工してあるパンツのことです。
うちでは、ほぼ卒業した今もお友達のお家に遊びに行く時などはトレパンを履かせています。1〜2枚あれば十分だと思います。
4層とか6層とかありますが、
大は小を兼ねるという考えで私は6層のものを買いました。

こいつの洗濯が大変。なかなか乾かないんだよね〜
布パンツ
これを履けるようになったらゴールですね!
うちはいきなりパンツ作戦だったので、最初に8枚ほど購入しました。
じっくりやる場合は後での用意でもいいと思います。
シール
ご褒美シール、トイレの個室を可愛くデコるためのウォールデコシール。

とりあえずシールがあればトイトレは成功する説。笑
ご褒美シール、はじめたばかりの頃は「トイレにお座り出来たら」貼っていましたが、慣れてきたら「おしっこが出たら」になりました。
シールのおかげでトイレへのモチベが高まったので、用意しておくと良いですよ。
最後に トイトレには終わりがある。

いきなりパンツ作戦から始まり、約4ヶ月で昼間のおむつは卒業できました。しかしまだ課題があります。
- 幼稚園ではおむつ
- うんちもおむつ
- おねしょ
この3点に関してはまだクリアできていないので、今後も引き続き経過観察です。
- トイトレを始める目安は2歳の夏
- 無理だと思ったら中断しよう
- おむつがはずれるのには時間がかかる
- 絶対にいつかははずれる
大人になってもオムツの人はいないからゆっくりね!と先輩ママに言われてもトイトレ当時はこの子永遠にオムツなんじゃないかと思っていましたが、なんとか無事に卒業することが出来ました。

辛い時もあると思う。そういう時は思い切って中断しよう!
夏にこだわる理由もありません。洗濯物が乾きにくいくらいです。
その子のタイミングが来れば絶対にはずれるので、ママはあせらず見守ってあげましょう。
追記

昼間のおむつははずれたはずだったのに、また急にパンツとトイレを拒否するようになった記事がこちらです…。
それから、おむつを卒業した幼稚園に入園後も、何故だかかたくなに幼稚園でのトイレを拒否しておむつで登園しています。その様子はこちらの記事をご覧ください。