非認知能力を獲得するのに何歳までっていう期限はあるの?
期限はないけど、
2〜3歳・5〜6歳・思春期が特に大事って言われているよ。
本記事では、非認知能力を伸ばすために大事な時期について解説しています。
- 2〜3歳の非認知能力との向き合い方
- 5〜6歳の非認知能力との向き合い方
- 思春期の非認知能力との向き合い方
非認知能力は幼児期に身につく。なるべく早く非認知能力の土台を作ってあげよう!
という事を勉強熱心のお母さんお父さんはよく耳にするはず。
これはある意味正しくて、【ペリー就学前教育プログラム】という社会的調査で就学前の子供達への教育の重要性が認められています。
子供に豊かな人生を送って欲しいと願うなら今すぐ非認知能力の土台作りを始めましょう!
本記事では、年齢別に非認知能力との関わり方をまとめているので参考にしてみてくださいね。
- 非認知能力を獲得するためには大事な時期がある
- 子供の非認知能力をあげるために親としてやるべき事
▼そもそも非認知能力って何?というアナタはこちらの記事から
2〜3歳の非認知能力を育てる上で親ができること
この時期は、親主導で子供に教育を受けさせられます。
そのため様々な能力が伸ばしやすい時期だと言われています。
2〜3歳の非認知能力を育てるために必要なキーワードは3つあります。
- 親子間の安心感・信頼感
- 自己肯定感
- 自分を知ること
①親子の愛着形成が大事
2〜3歳の子に何より大事なのは、この愛着形成です。
つまり、子供に安心感や信頼感を与えてあげること。
スキンシップやお話の中で、私はアナタのことをいつもみているよ!という子供への愛情のメッセージを送りましょう。
自分が愛されていると分かっている子は、
ありのままでいいんだ。何事もやってみよう!
という気持ちになります。
②自己肯定感を高めよう
2〜3歳といえばイヤイヤ期の時期ですね。
親にとっては勘弁してほしいイヤイヤ期だけど、子供が成長している証拠だしなんとか乗り越えていこう…
このイヤイヤ期の子供の甘え、なるべく周囲が受け止めてあげましょう。
受け止めることで子供の自己肯定感が高まり、自分に自信を持つことができるようになると言われています。
自分に自信がつくと、何事にも積極的にチャレンジして失敗してもまた挑戦できる子になります。
自己肯定感、失敗しても挑戦できる心。まさに非認知能力だね!
③自分自身を知ることも大事
この時期は周りのお友達と色々比べてしまう時期ですが…
それはやめましょう!!!
あくまで主軸は我が子です。
人と比べるのではなく、我が子がちょっと頑張れば出来そうな事を目標設定してあげましょう。
そうすることで、成功体験を積み上げられます。
小さな成功体験を積んでいくと、
- 自己効力感(私はできる!)
- 内的動機付け(私はこれをやりたい!意欲)
- メタ認知(私は私!)
といった考え方を身につける事ができます。
▼この時期に読みたい非認知能力の本をご紹介
5〜6歳の非認知能力をあげる上で親ができること
5〜6歳は様々な能力が身につく時期です。
例えばこんな力。
- 周囲を観察して自分が何をすべきなのかが分かる
- 失敗してももう一度やろう!と思える心が芽生える
- 自分の感情をある程度コントロール出来るようになる
- 物事を自分自身で判断することができるようになる
つまり、放って置いても勝手に非認知能力がグングン伸びる時期です。
だからこそ、親のサポートでもっともっと伸ばそう!
具体的に親ができることは以下のようなことです。
- 外遊びをたくさんさせる
- ごっこ遊び
- 工作遊び
- 読み聞かせ
- お手伝い
とにかく公園やお散歩など、外にたくさん連れて行ってあげましょう。
また、いつでも工作遊びができる環境に整いておいてあげるのも良いですね。
5歳頃になると自分で本を読めるようになる子もいますが、親の読み聞かせはまだまだ大事な時期です。
たくさん本を読んであげましょう。
▼絵本で非認知能力を高めることもできます。
そして、このくらいの年齢でできるようになる事はお手伝いです。
特にお料理のお手伝いはSTEAM教育としても最適です。
▼おうちで出来るSTEAM教育のアイデア
暇な時間は子供の非認知能力を高めます!
意識して何もしない時間を作るのも忘れないようにしましょう。
この暇な時間こそ、子供の創造力を高めるのです。
暇だなー何しようかなー。そうだ、これやろうかな。
自分で決めたことをやり遂げる達成感は非認知能力へと進化します。
熱心なママほど詰め込んで何かをやらせがちですが、何もしない時間にも価値があるということを覚えて置いて欲しいです。
▼遊びの中で非認知能力を高めるヒントが書いてあります
思春期に非認知能力を育てるために親ができること
思春期は大体8〜9歳から17〜18歳頃までの期間を指します。
(性差やその子の性格にもよります)
この時期は、言い換えると世の中を知って現実に向き合う時期です。
将来ピアニストになりたい!
と思っている子が、
他にも上手い子はたくさんいる。私には無理かな…。
などと現実を受け入れる時期なのです。
ある意味もう子供じゃないよね。そんな時期にも非認知能力は伸びるの?
それが、伸びるんだよね…!
認知能力が7〜10歳で形成されるのに対し、非認知能力は10歳以降も伸びていくことがわかっています。
この時期に親ができることは以下の3つ!
- 子供のやりたいことを尊重する
- 親はサポートに徹する
- 子供の頑張りを認める
また、思春期に抱いていた興味・好奇心を大切にしたいという気持ちが強いと高齢期の幸福感が高まるという研究結果もあります。
逆に、現実に向き合って安定した就に着くことこそ幸せ!などと言った価値意識を植え付けることで逆に幸福感が低くなるそうですよ。
思春期になっても親が子供の興味関心を認めて、安心感を与えられる存在でいるよう心がけましょう。
そうすることで非認知能力はどんどん伸びていきます。
あと、大きいお兄ちゃん・お姉ちゃんにはプログラミングもおすすめ!
▼プログラミングを学ぶことも非認知能力をあげる高い効果があります。
子供の時に獲得した非認知能力は将来財産になる
非認知能力を高めるために大事なポイントは年齢ごとに違います。
- 親子間の安心感・信頼感
- 自己肯定感を高める
- 自分自身を知る
いずれにしても、
子供との愛着形成が何より大事な時期です。
- とにかく外へ!夢中で遊ばせよう
- お手伝いを積極的にお願いする
- 何もしない時間を意識的に設ける
勝手に非認知能力がグンと伸びる時期。
遊びの中で成功体験を積み上げよう!
- 子供がやりたいことを尊重する
- 親はサポートに徹する
- 子供の頑張りを認めてあげる
プログラミング教材をさせてみるのもおすすめ!
年齢ごとにポイントは違いますが、
子供を1人の人間として認めて愛情を持って接することは共通しています。
子供の将来の年収をあげると言われる非認知能力。
親のサポートでグングン伸ばしていこう♪
▼非認知能力についておさらい